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日常と友達のありがたみ

今年の3月に高校を卒業し、その時に友達と交わした約束の話です。

 

学生の頃は毎日ように友達と会えることが当たり前だと思っていました。月日が流れ高校生活も残り半年となった頃、友達と毎日のように会えなくなることを実感し始めた私は決意しました。友達との思い出をたくさん作ろうと決意したのです。たくさんの思い出を作るといっても何か特別なことをするわけではなく、当たり前の日常を過ごそうと思いました。毎日のように学校まで一緒に登校し、休み時間中は共通の話題で盛り上がり、お昼も一緒に食べて、授業で分からなかった問題などについて教えあったり、授業が終われば全員そろってから帰るといった、きっと誰にでもあるような日常です。

 

しかし、気付けばまもなく卒業という時に、将来の新しい人生を歩む自分の姿を考え始めるのと同時に、今までの日常が終わってしまうことを考えました。将来に不安を感じると同時に、友達とも会えなくなるのではないかと考えました。友達とも別々の進路となり、これがある意味では別れなのかな、と思いました。私はこれほどに学校が楽しく大切な場所であると、実感したのが初めてで、そう思わせてくれた学校と、友達と過ごした日常に感謝をし、残りの学校生活を悔いのないように過ごそうと思いました。

 

そして卒業式の当日に、友達とある約束をしました。友達にありがとうと感謝の言葉を伝えた後に別れ際に、また会おう、と約束をしました。ただ約束するだけでなく自分と友達の姓名どちらかのイニシャルを使い言葉を繋げて、約束の言葉を作りました。そうすることによって自分たちはいつまでも繋がりがあるからまた会える、と思ったからです。

 

約束に深い意味を持たせましたが、実際には1週間以内に友達と会っています。ちょっと早いとは思いましたが、約束はしっかりと守りました。

 

当たり前の日常と友達の存在がありがたいことであると思った話でした。

Y.S

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