代表税理士ブログ

一倉先生の言葉|代表税理士のブログ。「出来ない」と言わない税理士法人へようこそ

企業の数字についての一倉先生のお考えです。

長いですがそのまま引用します。

「過去の数字が優れているということは、過去において優れていたということであって、現在も将来も優れた企業であるという実証ではない。
現在優れているかどうかは、企業の未来に対して、どのような決定がなされているかによってきまるのである。未来に対する正しい決定がなされている企業こそ、優秀企業なのである。その正しい決定とは、市場の変化の方向を正しくとらえ、顧客の要求を見きわめてこそ、はじめて行えるものなのである。過去の数字は、正しい決定のための出発点を正しく認識するため、出発点を財務面から明らかにするのが過去の数字である。過去の数字から、われわれが得なければならない情報は、今どこに立っているかを確認することと、我社の強味と弱味を見つけだすことなのである。」

経営者の仕事は、

過去の数字を正しく認識する。

    ↓

自社の立ち位置の確認 = 自社の強味と弱味を見つける。

    ↓

未来に対する正しい決定をする=市場変化の方向を正しくとらえ、顧客の要求の見極める。 

コロナウィルスの影響で市場がどのように変化するのか分からない中、

自社の強味と弱味を分析し、正しい決定する。

簡単なことではありませんが、経営に真摯に向き合い、試行錯誤しながら前向きに進むしかないですね。