2022年07月26日

簿記・会計関連

費用収益対応の原則とは

Ⅰ 費用収益対応の原則とは

費用、収益対応の原則とは、期間収益とそれに関連する期間費用を対応させて、期間損益を計算する原則です。

1.期間損益とは
期間損益とはある一定の期間の収益から費用を引いて求められます。つまりその期間の儲けのことです。

Ⅱ 費用収益対応の原則の目的

費用、収益対応の原則の目的は期間損益計算を適正に行うことです。通常、収益とそれに対応する費用の発生には、時間のずれが生じます。そのずれを無視すると、一定の期間の損益が正しく認識できなくなってしまいます。

Ⅲ 収益と費用の対応の種類と例

収益と費用の対応の種類には、個別的対応と期間的対応があります。

1.個別的対応
個別的対応は、商品の売上とその商品の仕入など、収益と費用が明確な対応関係にあるものをいいます。例えばある期間で、100個の商品を仕入れて、50個売った場合、その50個分の仕入額だけが、その期間の売上に対応する費用となります。

2.期間的対応
期間的対応は、一般管理費など上記の個別的対応のように、対応関係を明確にできないものです。
例えば、給与などは、売上に対して明確に対応させることは困難なため、その期間に発生した給与が費用となります。

この記事に関するサービス

お問い合わせ

サービスのご利用についてのご相談や
お問い合わせなど、お気軽にご相談ください。

電話でのお問い合わせ

0120-35-1388

受付時間 09:00~17:00(月~金)

Webからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム

電話やメール、当サイトのフォームを利用した当社への売り込みの一切をお断りしております。