2024年04月08日

スタッフブログ

私の「推し」について

今日は私の「推し」についてお話をさせていただきます。

お話しをするにあたり、あらためて「推し」という言葉の意味を調べたのですが、簡単に説明をすると、他の人にすすめたいくらい気に入っている人物や物の事を指すそうです。また、「推し」を応援する活動を「推し活」や「推し事」といった言葉で表現することもあるとのことでした。

私はこの「推し」がいる生活に憧れているのですが、実はなかなか見つけられずにいました。

憧れる理由については、家族や友人達が好きなキャラクターのグッズを買うことを楽しみに仕事や勉強をな頑張ったり、自分自身はうまくいかない時でも推しが活躍していることで元気になれたりしているのを見て、「推し」の存在が日々の活力や潤いになっていることを羨ましく感じたからなんです。

でも私自身は、良いと感じたものへの興味が長続きせずにすぐに飽きてしまったりして、「推し」と呼べるほど夢中になれる存在が見つからずにいました。

ただ、ずっと尊敬している方はいます。

その方は、「論語と算盤」の著者であり、「近代資本主義の父」と呼ばれている渋沢栄一さんです。

実は彼自身は、「資本主義」という言葉使っておりません。

600社近い企業の立ち上げにかかわってきた彼の思想の中心というのは、株主資本主義に見られるような富の独占ではなく、国民一人一人が豊かになることで国を豊かにするという「合本主義」を貫くというものです。

そんな公益を第一に考えた生き方に、私は強い影響を受けました。

「論語と算盤」「道徳と経済」

この一見矛盾するような異なるものを、どちらか一つの二者択一ではなく「&」で繋ぐことで新しい可能性を創り上げるという前向きな発想は、AIには無い、人間ならではの発想で、変化の大きな今の時代にこそ必要だと思っています。

そんな尊敬してやまない、渋沢栄一さんなんですが、先日孫の孫にあたる方のセミナーを聴きに行く機な会がありました。

憧れの人の遺伝子を継いだ方に実際にお会いできる、声が聞ける!というだけで、その日がくるまで楽しみで幸せでしたし、当日は素晴らしいお話しが聞けたことで、気持ちが整い元気をたくさんもらいました。

娘たちには「母さん、渋沢さんと目が合ったかもしれない」なんて話を延々と聞かせたりと少々迷惑がられましたが、私にとっては「推し活」気分を味わえた嬉しい出来事となりました。

この出来事をきっかけに、私の「推し」は渋沢栄一さんだということにしています。

 

最後に、推し活に使うお金のことを「推し銭」というそうです。

今年から渋沢栄一さんが新壱万円札紙幣の肖像になることで、私にとっては別の意味で文字通りの「推し銭」になります。

沢山お会いして、大切に有意義に使いたいたいと思います。

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