2024年08月01日
スタッフブログ
旧日立航空機株式会社変電所
先日、子どもたちに平和学習の機会を作ることを目的とした企画で、旧日立航空機株式会社変電所に見学に行ってきましたので紹介したいと思います。
立川市の北側に位置する東大和市、都立東大和南公園内にあります。
戦時中に飛行機のエンジンを作っていた工場に電気を送る変電所として使われ、1945年2月から4月の間に数回空襲を受けました。工場は壊滅し被害も大きかったのですが、変電所は残り、その後も平成12年(2000年)まで使用されていました。
その後、都立公園として整備される際に取り壊しが検討されたのですが、市民の方々の要望を受け、東大和市の指定文化財として改修工事されました。現在は、内部も見学できるようになっています。
南側の壁には銃痕が生々しく残り、飛行機や爆弾の模型、写真・資料の展示によって、工場の歴史と空襲の惨禍を感じることができます。近年は「西の原爆ドーム、東の変電所」とも言われています。
水曜と日曜に一般公開されており、1日2回解説員の方の説明もありますので、機会がありましたら是非一度足をお運びください。
ただし、冷暖房はありませんので秋以降がおすすめです。