2024年06月03日
スタッフブログ
6月の花「アジサイ」
6月を代表する花は「薔薇(バラ)」「睡蓮(スイレン)」など色々ありますが、何といっても私が真っ先に思い浮かぶのは「アジサイ」です。
6月は梅雨入りの時期でもありますが、ジメジメとした何となく暗い気持ちでいてもアジサイはその独特な美しい色合いと大きな手毬のようなかわいらしい形で、視るものを惹きつけ、笑顔にさせます。
またアジサイの花の色は、青、ピンク、紫、白など多彩です。
アジサイの花の色は土壌のpH(ペーハー:水素イオン濃度)により変わることが知られています。アルミニウムや鉄などのミネラルが土壌中に存在する場合、それらのミネラルとアジサイの根が反応し、花の色を変化させます。
酸性の土壌ではアルミニウムがアジサイの根によって吸収され、花の青色色素であるデルフィニジンを生成、花の色を青くします。一方、中性やアルカリ性の土壌ではアルミニウムが利用できず、花の色はピンクや赤になります。
私は小学生の頃から、このアジサイの花に起こる色の現象を勝手に❝逆リトマス試験紙❞と呼んでいます。 なぜなら花が青くなっているときは酸性土壌、ピンクや赤になっているときはアルカリ性土壌、つまり❝リトマス試験紙と逆の現象❞となって現れるからです。
少し自分が賢くなった気にさせてくれるので、なんだか楽しくなります。
それからアジサイの<花言葉>も色によって異なります。
- 青色のアジサイの花言葉:「慈愛」「優雅」「思いやり」
- ピンクのアジサイの花言葉:「幸福」「愛情」「祝福」
- 白色のアジサイの花言葉:「純潔」「清らか」「感謝」
- 紫色のアジサイの花言葉:「尊厳」「貴族」「高貴」
これらの花言葉は一般的なものであり、個々の文化や人々の解釈によって異なる場合もあります。しかしアジサイの花言葉はどの色でも、美しさや感謝の気持ちを象徴するポジティブな意味を持っています。
つい最近、最寄り駅の裏道で濃い青紫のアジサイを見つけ、あまりの鮮やかさに思わず立ち止まって見入ってしまいました。15年ほど同じ住所に住んでいますが、今までもあったのか、あっても気付かず通り過ぎていたのか、とにかく驚きでした。
その後に行った美容室でもお店の人へ自然と、とても美しいアジサイを見つけたことをとても自慢げに話していました。(笑っちゃいますね。)
6月の訪れと共に、アジサイの花が私たちに幸せと喜びをもたらしてくれることを願っています。