2024年04月15日
スタッフブログ
ハウスきゅうり栽培
私の夫の実家はきゅうりの専業農家です。
帰省した際などに色々と聞いたお話をしたいと思います。
※少し古い情報もあるかもしれません。
まず、ハウスきゅうりの年間スケジュールですが、
10月 ・・・ハウスの骨組みにビニールを貼る
苗木の準備を進める
11月~6月・・・きゅうりが育ってくると徐々に出荷を始める
年末年始が一番の儲け時とのことです。
露地栽培のきゅうりが出回ると価格も下がってくるので、夏場は出荷はお休みとなります。
7月~9月・・・きゅうりの出荷が無い間に、ハウスの骨組みを直したり、きゅうりが植えてあるとできないことをやります。
出荷のない閑散期には、稲刈り等の代行もやり、代行が落ち着くころにきゅうり農家にもどります。
色々とお話を聞いたなかで驚いたこともあります。
それは、苗を植える際にかぼちゃの根に、きゅうりの苗を接ぎ木していたことです。
これは、
・きゅうりは根を張るが浅い
・病気に対する抵抗力が弱い
といった理由から、かぼちゃの根を深く張る・丈夫なところを活かし長い出荷に耐えるために行っているそうです。
実際させてもらった作業のなかに「つる下げ」というものがありました。
きゅうりのつるは上に上に伸びていきますが、ハウスの高さには限りがあるので毎日少しずつ下に下げて洗濯ばさみみたいなものでとめています。きゅうりの根元にはとぐろをまくようにつるが山盛りになっています。
正確な数は聞いていませんが、ハウスの大きさから考えると3,000本くらいは植えているようなので、とても大変な作業だと思いました。
こうしてお店に並ぶ野菜には並々ならぬ労力がかかっていることを感じました。
感謝して食べていきたいと思います。