実家は新潟県の佐渡島で、米農家をやっているんですが、この3連休に稲刈りの手伝いで、帰省してきました。

佐渡市は米どころの新潟県の中でも、実は、米づくりで有名な地域なんで、ほとんどの米農家は、新潟県のメイン品種のコシヒカリを作っていますが、私の実家は、みずほの輝きという銘柄をつくっています。

コシヒカリに比べて買取価格は安いんですが、倒れにくく育てやすい品種です。収穫時期がコシヒカリより1週間から10日程度遅く、この3連休のタイミングだとコシヒカリはほぼ稲刈りが終わっていて、まだ稲刈りをしてるのは、我が家と作付面積の大きい農業法人だけでした。

農業法人は、一つの田んぼに、大型のコンバインが2台と運搬用の軽トラックが3台投入して、我が家が丸一日かかる広さを２時間くらいで終わらせるので、それが隣同士の田んぼで繰り広げられているので、印象的な景色でした。

新潟県では、今年の夏の高温と水不足で、米の出来が非常に悪く、米農家の手取りベースで、約8パーセントの減収になるとの事です。

　春から、米づくりにかかる経費、例えば、種籾や肥料、農薬、機械の修理代も全て、収穫後に払う後払いシステムが浸透しているので、この減収はダメージが大きいと思います。もう、この暑さも今年だけとはいえないですし、暑さに強い品種の開発は、今までも県をあげて取り組んではいるらしいのですが、本当に急務だと思います。

今年の新潟米は、見た目では評価が低いらしいのですが、食味（味）は悪くないとの事なので、新潟県のお米、よろしくお願いします。