40代を迎え、今後自分が父親・社会人として注意したいこと、決してこうはならないぞという想いがあります。

それは自分の非を認めない、人の話に耳を傾けず、考えを変えない、いわゆる「頑固おやじ」にならないということです。

というのも、小学6年生の娘が休日にお出かけをする際、わりと派手目なメイクをしていたので、そのことをたしなめようと注意したのがきっかけでした。

私は娘に対し、「まだ小学生なんだから」「お父さんが子供の頃は周りにそんな子いなかったよ」「周りの人が見たら笑われちゃうよ」等、そんな言葉を投げかけました。

娘は納得がいかない様子でしぶしぶメイクを落とすのですが、父親である自分の考え方は絶対に間違えていない！と信じて疑いませんでした。

ほとぼりが冷めてから娘にメイクをする理由を聞いてみました。

「メイクをするのが楽しくて、前向きになれるから」「大人になれば毎日メイクをすることになるのだから、将来のための練習になる」「お母さんとメイクを通じたお話ができるのが嬉しいから」とのことでした。

なるほどそういう考え方もあるのか、私はあの時ちゃんと聞いてあげればよかったなと深く反省しました。私は知らない間に自分の物差しで他人を測る、まさしく「頑固おやじ」になっていたことに気づかされました。

今後頑固おやじの進行を防ぐためにはどうすればいいのかを考えました。

自分の視野を広げるために沢山の人と積極的にコミュニケーションをとり、様々な価値観に意図的に触れることが重要だと思います。

幸いなことに私は毎日沢山の方達と一緒に働き接することができる環境に身を置いています。また、多くのお客様とお話ができる機会があります。

もしかしたら時には自分の価値観に沿わない考え方に遭遇することもあるのかもしれません。

それらも含めてそういう考え方もあるのかとオープンな心で受け入れることができる、そのような大人になれればと思いました。