学研HD社長の宮原博昭氏の著書です。

宮原氏は「学習」と「科学」で有名な学研を業績不振から回復させました。

最盛期に670万部発行していた「学習」「科学」は2009年には30万部（！）まで減少し、4期連続赤字決算だったそうです。

そんな2010年に乞われて社長に就任し、業績を立て直した人物の著書です。

氏は回復できた要因を2つ挙げています。

1つ目は業績不振の事実を公表したことで、社員が危機感を募らせ、本気になって頑張ったこと。

2つ目は積極的なM&A戦略がうまくいったこと。

M&Aの対象業種を隣接業種の進学塾業界と今後数十年間の市場拡大が見込める介護業界、事業効率化に欠かせないIT業界に絞り、多数のM&A案件をまとめたそうです。

M&Aが成長のために有効ないい例のひとつです。

M&Aに興味のある経営者の方は是非、読んでください。

当事務所でも税理士事務所のM&Aに積極的に取り組んでいます。