2023年01月31日
スタッフブログ
「ヒト」はずっと「進化」を続けているけれど、同時に「退化」し続けている。
NHKの「ヒューマニエンス」という番組で 少し前にやっていたのですが、
はるか昔にサルから別れてから、
「ヒト」はずっと「進化」を続けているけれど、同時に「退化」し続けている。
私たちの体には昔の名残で残っている“退化器官”が
いろいろありますよ、という内容でした。
・たとえば 尾てい骨、親知らず、などが“退化器官です。
・鳥肌がたつのも「立毛筋(りつもうきん)」という退化器官の働きです。
寒いときに「立毛筋」は、体の毛を立たせて空気の層を作り、外気から守る。
また、猛獣などに恐怖を感じたら、毛を逆立たせて、体を大きく見せて対抗する。
いまは体毛がなくなったので無意味なんだけれど、昔の名残で、鳥肌がたつ。
・それから、耳を動かす耳介筋(じかいきん)も退化器官です。
いま、自分はこうやって、耳を動かすことができます
子供の頃に、何となく練習してたら出来たので、友達に自慢した覚えがあります。
が、皆様はいかがでしょう。
耳介筋は耳を動かして、猛獣などに襲われる危険を察知できるように、
つねに周囲の物音に注意を払っていたときの名残り。
いまはその必要が無いので退化しつつある。
子供の頃は自慢していたけれど、じつは、動かない人のほうが進化している。
・それと「足の小指」を机とか柱に、ぶつけることが、よくありますよね。
とある研究では、脳が「小指」に退化するよう促しているから、
という説がある。
ずっと先には「小指」は無くなっているかもしれない。
普段気にもしないですが、ヒトはいまも進化と退化を続けていて、
長い年月をかけて変わっていくんだな、というお話でした。