2022年11月28日
スタッフブログ
人前で話すことについて
税理士事務所職員というと、会計入力をしたり、税金の計算をしたりと、一般的にあまり人前で話すイメージはないかと思います。私もこのお仕事に就く前は、そんなイメージを持っていましたが、人とのコミュニケーションが割と大事になる職業だということを最近実感しています。
私は、元職では教員をしており、教えることが子供のころから大好きで、親せきの小さい子や、学校の後輩を集めては、いろいろと教えていて、自然と教育学部に進み教員になりました。
そんな中で、最初の壁になったのは、大勢の人の前で毎日連続して同じことを話さなければならないことでした。
教員が授業で話すことは、テーマが決められており、それに合わせて話す内容もほぼ決まっていて、導入・展開・まとめと流れまで決まっています。ですので、そんなに難しいことではないはずで、約10年で6000時間ぐらい人前で話したと思いますが、一向に話術は上達せず、緊張のし通しで、いつも気を張っていたように思います。
その後、いくつかの仕事を経験し、税理士事務所職員になったのですが、思いがけず、より高度な会話術が必要なことがわかりました。
まだ、大きな会場などで人を集めてお話しすることはありませんが、お客様とのご面談では、お客様のお話をじっくり伺うことから始まり、お話しを整理し、お話しの中心にする点を明確化し、自分が準備した内容ももれなくお話し、斜め上からくるお客様の質問にもお答えするという、かなりのテクニックが必要になることがわかりました。
先輩や上司には場数だとは言われますが、苦手を克服すべく、普段から家族や友人と一般的な会計や税務についてお話をしたり、話し方セミナーなどを受講してみようかと考えています。