2022年10月24日
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インボイス制度について
インボイスを直訳しますと「請求書」という意味ですが、今回のインボイス制度上では「請求書」に納税証明の効果を付与したものという意味を説明されています。その理由としては「インボイス制度の役割」が大きく関係してきます。
インボイス制度の役割は、第1に「税情報の伝達ツールという役割」、第2に発行事業者を許可制にすることによる「正確な納税証明の提供を可能する役割」の2点があります。
第1の「税情報の伝達ツールとしての役割」ですが、下記①~⑥の法定記載事項を記載することにより可能となります。
① 適格請求書発行事業者の氏名及び名称及び登録番号
② 取引年月日
③ 取引内容
④ 税率ごとに区分して合計した税抜価額又は税込価額及び適用税率
⑤ 税率ごとに区分した消費税額
⑥ 書類の受領者の氏名及び名称
第2の「正確な納税証明の提供を可能する役割」ですが、必ず消費税を納めるということを条件に「国税庁から登録番号を交付」を受けることになるため、従来の請求書に納税証明の効果が付与されることになります。