2022年09月26日
スタッフブログ
10月から変わること
先週木曜日、社労士会の統括支部の懇親会でサンシャインの58階のレストランに行ってきました。夜景がとてもきれいでした。
さて、社会保険・労務関係で10月から変わることが色々あります。
◆ 雇用保険の料率
一般の事業で、被保険者負担分が1000分の3から5に、事業主負担分が1000分の6.5から8.5になります。
◆ 最低賃金
東京都が1041円から1072円に。神奈川1071円、埼玉987円、千葉984円です。東京の1072円が最高で、最低は853円。青森、宮城、秋田、愛媛、高知、佐賀、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄です。
◆ 社会保険の適用拡大
従業員101人以上の企業で、週20時間以上働く労働者は社会保険に加入しなければならなくなります。細かい条件がいくつかあります。該当しそうな事業所、労働者の方は必ず厚労省のホームページや年金事務所で確認してください。
◆ 育児・介護休業法改正
10月からいよいよ産後パパ育休制度がスタートします。育休とは別に産後8週間以内に4週間まで取得できるものです。休業中に部分的に就業することも可能です。また、パパ・ママともに今まで原則分割不可だった育休が分割して2回まで取得できるようになりました。全体に制度が柔軟化しており、少しずつ使いやすくなっていると思います。
◆ 雇用調整助成金
助成内容(1日の上限額)が変わります。中小企業の原則的な特例措置で9,000円が8,355円に、地域特例・業況特例で15,000円が12,000円に下がります。
◆ 後期高齢者(75歳以上)の窓口負担割合
今まで一般所得者は1割、現役並所得者は3割負担の2段階でしたが、一般所得者のうち一定以上の所得者については2割負担となります。被保険者全体の約2割が該当するそうです。この変更の為に、9月中に新しい保険証が発行されています。身近に75歳以上の方がいる人は、確認してみてください。
h.kamata