2024年11月18日

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瓦そばについて

今日は、私の出身地である山口県の郷土料理「瓦そば」をご紹介したいと思います。

瓦そばは山口県を代表する郷土料理で、熱々の瓦の上に茶そばや錦糸卵・みりん醤油で甘辛く煮た牛肉・きざみ海苔や青ネギなどを乗せ、麺つゆにつけていただきます。
家庭料理として作られたり、主に山口県の西部「川棚温泉エリア」にある旅館や飲食店で提供されています。

瓦そばが生まれたのは今から63年前の1961年、昭和36年です。
「川棚温泉に名物を」と考えた当時の旅館経営者、高瀬慎一さんによって考案されたそうです。
その昔、明治時代は西南戦争の頃、熊本城を囲んだ薩摩軍の兵士たちが野戦の合間に瓦を使って肉や野菜などを焼いて食べた、という話を参考にしたとのこと。

2016年に放送された人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でも、星野源さん演じる主役の平匡さんが実は山口県出身で、実家の思い出の味として瓦そばを思いだすエピソードがあり、新垣結衣さん演じるみくりさんと二人でなかよく瓦そばを作るというシーンもあり、ちょっとだけ話題になりました。

お店で提供される際は熱々の瓦に乗せられますが、家庭ではゆでたそばをホットプレートやフライパンで焼き、カリッとさせて具を乗せいただきます。
つける麺つゆは甘めに味付けするのが川棚温泉風。
抹茶の風味がするそばと、甘辛い牛肉・錦糸卵・刻みのりの組み合わせがとても美味しいです。
お好みで紅葉おろしやレモンを添えるとさっぱりとした味変になります。

瓦そばの作り方はネットで検索すれば、レシピがいくつかヒットします。
普段のおそばとはちょっと違う味を試してみたくなったら、ぜひ作ってみてください。

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