皆さんは『へべす』という果物をご存じでしょうか。へべすは宮崎県の特産品の柑橘類で、柚子やスダチ、カボス、シークヮーサーなどの仲間です。

最近、父がお取り寄せをしたので、家族でハマって食べています。

　へべすの名前の由来ですが、江戸の末期に宮崎県生まれの長曽我部平兵衛さんという方が近くの山で香りのよい柑橘を発見し、自宅の庭先でこの果物を栽培したところ評判となり、苗木を作っては人に分け与えました。平兵衛さんの名前からとって「平兵衛酢（へべす）」と名づけられたそうです。

　見た目はスダチやカボスによく似ていますが、風味や香りはまったくの別物で、爽やかな良い香りです。味は酸味がまろやかで、果汁のなかには豊富なビタミンＣと必須アミノ酸が含まれています。

　最近では、へべすに含まれているアスパラギン酸はがん細胞増殖抑制効果やダイエットにも効果があるなど注目されているそうです。他にも、毛細血管を保護し血圧を適正にコントロールし、生活習慣病を予防するといわれているナツダイダインがゆずの37倍、花粉症やアトピー性皮膚炎に効く抗アレルギー作用の成分である、ナリルチンがカボスの6倍含まれています。

　９月６日は  へべすの語源である長曽我部平兵衛さんのお誕生日ということで  「へべすの日」として、 日本記念日協会で承認されたとのことです。へべすは8月～10月くらいまでが旬とのことで、ふるさと納税の返礼品にもなっています。

　栄養豊富な上に、お味噌汁やお魚、お肉、お酒など、何にかけても美味しい♡ので良かったらみなさんも食べてみてください。