2024年03月14日
春の花
昨日「週末ジョギング」から帰宅した夫が「黒目川でみんながごみ拾いしてたよ」と町の様子を教えてくれました。
黒目川は東京都と埼玉を流れる川で、私の住む町では「ジョギング」や「ウォーキング」を楽しんだり、四季折々の景観を楽しめる場所です。川沿いに約230本の桜が植えられていて、見頃の時期には美しい桜並木が広がるとともに「黒目川花まつり」も開催され、多くのお花見客で賑わいます。今年は3月30日(土)・31日(日)の開催予定です。
さて、「桜」といえば春を代表する花ですが、春の季語として詠われる花といえば「桜」「梅」「桃」もありますね。
一般的には「梅」→「桃」→「桜」の順に開花し、梅の花は早いところでは1月下旬から開花し、関東では2月中旬頃に見ごろになるようです。「立春」をすぎ「暦の上では春」ですが、まだ寒い時期ですね。寒い時期を耐えて一番に春を告げるので「梅は百花にさきがけて咲く」と言われるそうです。梅は1か所に咲く花の数が1つで、少し間隔をあけてポツリポツリと枝に並ぶので、1本の木に咲く花の数も少なく控えめな感じがします。その代わり「桃」や「桜」に比べ香りがよく、梅の木に近づくとよい香りを楽しむことができます。控えめながらもしっかり春を主張しているように思います。
続いて咲く「桃の花」は1か所に咲く花の数が2つで梅よりは少し華やかに見えます。最後に咲く「桜」は一か所に咲く花の数も多く、木全体が花の色に染まって「春の本格到来」を宣言しているようです。
春がより近づくにつれて花の数がだんだん増えていくあたり、よくできてるなーと感じます。
ところで、この3つの花を含む「櫻梅桃李(おうばいとうり)」という言葉をご存じですか。李はスモモです。仏教に由来する言葉らしく「桜梅桃李のそれぞれが美しい花を咲かせるように、他人と比べることなく自分自身を磨くことが大切だ」という意味だそうです。
私も自分自身を磨くとともに、周りの人の美点を認められる人になりたいものです。