2024年01月05日

スタッフブログ

共感疲労

今年のお正月は大地震、飛行機事故、無差別傷害事件と続き、

何とも不安な気持ちで胸のあたりがザワザワしている人が少なくないと思います。

 

「共感疲労」という聞きなれない言葉が、SNSのトレンドに上がったりもしていました。

人の痛みに共感できるのは大切な能力ですが、今回のように大きな災害や事故が続くと、

共感しすぎて自分が参ってしまうようなことにもなりかねません。

ちょっと危ないな、情緒不安定になっているなと感じたり、眠れない、食欲がない等の症状が出たら、

まずは深呼吸してみましょう。その上で、気にはなると思いますが、

少しテレビやインターネット等の情報から離れてみることも必要だと思います。


少しでも穏やかな気持ちになれるように、私の好きな谷川俊太郎さんの詩をひとつご紹介します。

タイトルは「生きる」で1960年代後半に書かれたものだそうです。

教科書にも載っているらしいので、ご存じの方も多いと思います。

(著作権の問題がありますので、ごく一部だけ引用します)

 

生きているということ

いま生きているということ

泣けるということ

笑えるということ

怒れるということ

自由ということ

 


この詩を読むと、思わず、自分で「つづき」を書いてみたくなります。

そして、実際、SNSの谷川俊太郎さんのファンのグループで、

多くの一般の普通の読者たちが書いた「つづき」が一冊の詩集になっています(写真)。

さて、皆さんはどんな「つづき」を書くでしょうか?

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