最近、お酒が美味しい季節になってきましたが、皆さん日本酒は飲みますか？

私は約2年前に広島に住んでいたことがあり、その時に訪れた酒どころの東広島市西条についてご紹介します。

広島のグルメといえば、真っ先に思い浮かぶのはお好み焼きと牡蠣かと思うのですが、日本酒も忘れてはいけません。

東広島市に西条という場所があり、京都の伏見、兵庫の灘と並び｢日本三大酒どころ｣の一つに挙げられています。

西条には現在、7つの蔵元が「西条酒蔵通り」というところに軒を連ねていて、各蔵元の酒蔵には直売所や試飲スペースが設けられ気軽に日本酒を楽しむことができます。

他にも独特の風情が魅力的な街並みなど様々な楽しみ方がありますが、私のおすすめは酒蔵見学です。この酒蔵見学では、普段は公開していない酒蔵の中を杜氏自らが案内してくれ、奥深い日本酒の世界に触れることができます。

私が参加した時は、ちょうど今くらいの寒い時期でした。参加者は15人くらいだったと思います。

見学では、日本酒を作るための大きな桶や、味を左右する重要な「麹室」などを見て周り、最後に搾りたての日本酒を1人一杯ずついただきました。

印象的だったのは、日本酒が発酵する時のポコポコという音を目の前で聞けたことです。発酵する時にポコポコと音がすることは知っていましたが、実際に見聞きすると、日本酒が生鮮食品と言われるのもしっくりくるような気がしました。

予約必須・特定の蔵元での開催となりますが、実際に見学し自分の目と耳で体験すると日本酒がより美味しく感じられます。日本酒は寒い時期に作っているので、ちょうど今の時期がオススメです。

麹が生きている日本酒の音をぜひ聞いてみてください。