アメリカのフェイスブック社が社名を「メタ」に変更したのは有名ですが、メタとはメタバースのことを指すようです。

メタバースとは別名仮想現実ともいわれ、インターネット上に構成される3次元の世界に、アバターと呼ばれる自分の分身を作り出し、アバターを自由に動かすことができる技術のことを言います。

メタバースには、ふたつ効果があるらしく、ひとつは「オンラインでのコミュニケーションを、これまで以上にリアルのコミュニケーションに近づける」効果で、今は当たり前となったWebミーティングですが、実際に会って話したほうが伝わると思えることもあると思います。そこでメタバースがWebミーティング以上にリアルに近いコミュニケーションを実現してくれる、ということなのだと思います。

もうひとつは現実世界では難しい体験の提供です。東京タワーの運営会社が公認の「バーチャル東京タワー」なるものがあり、仮想空間にあるバーチャル東京タワーがある世界で、バーチャル東京タワーと周囲の夜景を一望できる「バーチャルタワーマンション」が売り出されているそうです。階層によって値段が違うので、興味がある方は調べていただければと思います。

メタバースの語源は「超越」を意味する「Meta」と「世界」を意味する「Universe」です。元はSF小説で使用されていた造語ということでした。

メタと名前を変えた旧フェイスブック社はメタバースの事業に多額の投資を行っており、今後どのように活用するのか期待されるところです。

概念とし新しいものと考えられがちなメタバースですが、これまでゲームで活用されてきた事例があり、ファイナルファンタジー、マインクラフトなどの有名なヒット作はこのメタバースの技術により作成されています。メタバースがどのようなものか体験したい方は、まずは既存のゲームから試してみては如何でしょうか。

ちなみに私もマインクラフトをプレイしていて、訳あって入院していて仕事ができなかった期間中、地元の「米沢駅」をマインクラフトで作り上げました。看護師さんからはうちの子がやっているマインクラフトと違うと言われたので、それなりの出来のものができたと思います。そのうち動画を撮影して投稿しようと思います。