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心が育つ瞬間

親戚の葬儀に参列した時に葬儀場に置いてあったニューモラルという月刊誌をなんとなしに手を取って読んでみました。

その号のタイトルは「大人ってなんだろう」そのなかで、タイトルの「心が育つ瞬間」と題した文章が掲載されていました。

上甲晃さんという方の著書からのあるお話の引用で、大まかな内容は

「ある児童自立支援施設で飼っている牛のお産を先生と生徒たちで手伝った。難産で生まれてきた子牛が息をしておらず、子供たちが

かわるがわる子牛の鼻をすすってようやく息をし始めた際に、ある男子生徒が大声をあげて泣き出した。

その時は、子牛が無事生まれてうれしくて泣いているのかと上甲さんは思ったが、後のその生徒の作文で、

自分の母親の出産のことを思い大変な思いをして生んでくれた母親に酷いことをしてしまうことがあるという理由で

泣いていたということが分かった」というものでした。

 

体の成長は20才くらいで終わり、私はとっくに終わっていますが、心の成長というものは一生かけて行われるもので年齢も

関係ありませんし、様々な場面で成長できると思います。その反面、何も考えず生きていれば、まったく成長出来なかったり、

逆に悪い環境や習慣で退化してしまうことすらあると思います。私は両親への感謝の気持ちという点ではこの生徒の状態に到達していないかもしれません。

まだまだ、仕事上でも人間的にも一人前になり切れておらず後悔と反省の日々ですが、前向きに進んでいき一生成長し続けていけるよう意識して毎日を過ごしたいと思いました。

清水

 

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