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戸籍から家系図作成

戸籍とは家族の関係や、続柄、本籍地等が記載された公文書です。本籍地の市区町村に保管されています。
結婚した時に使う「籍を入れる」という慣用句はこの戸籍に入ることからきています。

 

タイトルの件ですが、高校の時に戦国武将や藤原氏の家系図にあこがれて、一度家系図を作ってみたい
時期がありました。当時調べた限りでは、行政書士に頼んで総額5万円などのサイトしか見つからなかったので
あきらめて忘れていたのですが、相続税の申告等で戸籍に接することが増えもう一度調べてみると
自分でもできることがわかりました。各市区町村のサイトに戸籍の請求の様式があり郵送でも請求できます。

注意点は下記です。

 

・親族でも直系以外(叔父、叔母等)の戸籍取得には委任状が必要
・手数料は定額小為替でのみ支払える

 

定額小為替は法律上郵便局しか販売できないらしく、営業時間内に
窓口に行かなければりません。

 

具体的に私が行った手順は下記です。
父(と私)は現在の本籍地はA市ですが、もともとは父は父の実家であるB市が本籍地でした。
その場合、A市でとった父が戸主の戸籍を取ると、結婚して祖父の戸籍から抜けたと同時にB市からA市へ
転籍ということがわかったので、次にそのA市の戸籍のコピーを添付して(直系であることを示すため)、B市へ請求します。
私の一族はかなり昔からB市に住んでいたことは聞いていたので、どんな家系の構成になっているのか、
何代先まで保管されているのかわかりませんでした。そうすると手数料の金額がわからないので、いったん
「家計調査をしたいので、直系尊属遡れるまで遡ってください」と余白に書き、B市に送りました。
すると、1週間ほどで、電話がかかってきて金額を教えていただいたので、その金額の小為替を購入しB市へ送りました。
無事請求が完了し、自宅へ戸籍謄本が届きました。すべて手書きでしたので、読み解きにくいですが、
5代先までの先祖の名前がわかりました。私はその人の来孫という続柄になります。
生年月日は4代先の祖父までしかわからなかったのですが、安政4年(1857年)生まれとのことで、
安政の大獄の1年前に生まれたことになります。費用としては1万円ほどだったと思います。

興味本位で初めて見たことですが、勉強にもなりましたし、単純に戸籍たどっていき新たなこと
(私の清水という姓は曾祖父が養子に入ってもらった姓であることなど)
がわかっていくという作業は面白かったです。ぜひ、興味がありましたらやってみてはいかがでしょうか。

清水

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